まんがでわかる 7つの習慣 「より良い社会」の作り方

7つの習慣、第4の習慣は「Win-Winを考える。」です。

相手のある事象では常に双方が納得し、お互いにプラスとなるような関係を目指します。

 

自分さえWinになればいい、あるいは最初からWInを諦めるという場面も往々にしてあると思います。

しかしそうではなく、相手に対して自分の気持ちを誠実に伝え、さらに相手が求めることを真に理解して行動することが大切です。

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いらすとや

また自分の要求と相手の要求の両方を満たすことが難しい場合、どちらかが妥協するのではなく「取引しない」ということも大事な選択肢になってきます。

 

私自身ビジネスの現場でいろんな方とお会いしますが、よくあるのが「1円でも安いところと取引する」というスタンスの方です。

 

特に同業他社と差別化がしにくい商品で起こりやすいことですが、このような場合に自分の利益を削ってまで取引する必要はありません。「御社に適正なサービスを提供できる価格として提示させてもらっているので、これでダメなら他社さんから調達してください。」となります。

 

ただし、そうなる前にすべきことは「なぜ1円でも安くしたいのか」という点をちゃんと理解してあげることです。

そこを深掘りしていくと、実は他に大きく経費削減余地のある部分があったとか、そもそも販売価格の設定が安すぎて全然利益が上がっていないとか、そういった部分で問題を抱えていることに起因しているかもしれません。

 

その問題を解決してあげれば、自社の商品を適正価格で調達しても相手の会社にとって十分に利益が出る可能性があります。

よく、「営業はコンサルだ」と言われることがありますが根底はこのような考え方があります。

 

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いらすとや

ただ単純に結果としてのWin-Winを求めるだけではうまくいくことはありません。

大切なのはプロセスです。

 

  1. 相手のことを理解する
  2. 解決すべき課題を明確にする
  3. 確保すべき結果を明確にする
  4. 結果を達成するための選択肢を出す

 

この4つのステップを意識して行動し、一つずつWin-Winの関係を増やしていけばもっと世の中が良くなっていくと思います。

 

これは近江商人「三方良し」の考え方に近いですね。

 

「売り手よし、買い手よし、世間良し」

 

人間が本質的に大切にすべきことは古今東西で共通語であるということが再認識できました。